2009/09/22

兵士達の絶望と希望を私達の胸に ~ 「冬の兵士」邦訳を読んで

 TUP(Translators United for Peace)の努力によって、反戦イラク帰還兵の会による公聴会の記録「冬の兵士」が、岩波書店から邦訳出版された。 田保寿一さんの記録映画とともに、反戦を訴える古典となる書物だと思う。(以下は、Amazonの紹介ページ、TINYURLで短縮してある)

 http://tinyurl.com/lae459

 

 運命はたいてい過酷で理不尽なものだ。人間は個人の力では変えようのない困難に出会う。しかし、その中で、何を大切にし、何を目指して生きていくかは、一人ひとりが決めることができる。「冬の兵士」公聴会で赤裸々な証言を行ったのは、国家と言う怪物にレールを曳かれた運命から、自分の人生を取り戻そうとたたかう人達である。

 国家と言う名前を背負って「合法的に」人を殺すことはどういうことなのか。引き金を引く瞬間何を感じるのか、どんな匂いがし、その後で食べる食事はどんな味がするのか、ほとんど想像ができない。ハリウッドの映画のように爽快ではないのは分かる。しかし、戦後60年家族を直接戦場へ送った経験のない私達にとって、戦場や兵士と言う存在はあまりにも日常から遠い。イラク特措法が成立し自衛隊を派兵したときでさえ、どれだけの人が理解しようと努力しただろう。

 「冬の兵士」を手にして、私は、兵士達一人ひとりの人生の重みを読み流してしまわないよう、各証言の冒頭に書かれた兵士の履歴もゆっくり読んでいった。部隊名や出身地から何が想像できるか、と言われると心もとないが、それを共有しようとする気持ちが求められるような気がしたからだ。すると、出身地域の広範さ、部隊の種類や武器の多さ、これらを日頃はどれだけ無関心に受け流しているのだろうと考えさせられる。軍隊で使われる独特の言葉遣いに、戦争という手段の不自然さが象徴されている気がした。

 用語と言うのは怖い。グァンタナモ基地で任務に就いたクリストファー・アレントは言う。直接的な暴行は言わずもがな、よしんばそうした行為がなくても、何の理由も説明されず突然家族から引き離され、いつ釈放されるとも分からない独房に閉じ込められること、これは「拷問」ではないのか、と。人間を人間扱いしない拷問のニュースに慣れてしまった私達は、直接的な暴行さえなければ人道的であるかのように勘違いしがちだ。麻痺しているのは兵士達だけではない。

 証言の率直さは、法や平和運動の要請などの外的な力ではなく、彼らひとりひとりの心の奥深く根ざした良心の声に支えられている。戦場と言う極限的な状況を通しても、外部の基準に判断を任せることを潔しとせず、自分自身の声に従う力が人間に残っていることに、私は何より感動し、希望を感じた。

 ファルージャやラマーディーに派遣されたジョン・マイケル・ターナーは、名誉戦傷章をむしりとり床に投げ捨てた。同じような姿勢を示した証言者は少なくない。これを勇気あるパフォーマンスとだけ捉えてはいけない。結果的に一部の富裕者の富を増やすために、人生や生命までも危険に晒した彼らへの代償として、名誉でもその後の生活の支援でもなく、こんな飾りしか与えられない絶望を、私達は共有しようと努力しなければならない。

 人間が人間を殺す、あるいは殺される行為がいかに不自然なものか、それを強制させられた人達の声に無心に耳を傾けることによってのみ、私達は気づかせられるだろう。あなたがアダム・コケッシュや、ドミンゴ・ローザスや、その他多くの「冬の兵士」と同じ場所、同じ瞬間に立たされたとき、違う行動が取れるかどうか、いつも自分の心に問うてほしい。罪のない人の人生や生命を奪った一撃の背後には、個人や国家のいくつもの影が積み重なっている。証言を読みながら、私は、イラク侵略直前に13歳の少女シャーロッテ・アルデブロンが、メイン州の平和集会で行った演説を何度も思い出した。シャーロッテは、犠牲となるのは、「ものごとを決められないのに、結果はすべてかぶらなければならない世界中の子どもたちです」と訴えた。武装した兵士と子ども達は同じではない。しかし、兵士も、「ものごとを決められないのに、結果はすべてかぶらなければならない」点では変わりないのではないだろうか。私達は殺し合っているのではない、殺し合わさせられているのだ。

 本を読み終えて「反戦イラク帰還兵の会」の略称「IVAW」の鋭角的なアルファベットの列が、奇しくも兵士達の茨の道程を示しているようで辛くなった。歴史的な政治の転換を始めるカードを手にした私達が、どういう一歩を踏み出すべきか。彼らの声を聞こう。

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2009/07/12

色あせない サイモン&ガーファンクル

 サイモン&ガーファンクルが、おそらく最後のワールドツアーの一環で来日するというのは、ポピュラー音楽に関心のある人間にとってはもう事件である。マイケル・ジャクソンの急逝があったとはいえ、メディアの扱いが小さいな、と感じたのは私だけだろうか。 期せずしてナゴヤ・ドームに1番乗りしてしまったが、ドームのコンサートにしては聴衆の年齢層がやはり高い。私はビートルズもS&Gも現在進行形でなく解散後に追体験した世代だが、S&Gは私にとって、青春そのものと言っていい。

 実は、十数年前東京ドームでの彼らのパフォーマンスはには不満が残っていた。南こうせつの前座が長すぎたし、バックも少なく、何よりアーティの声に力がなくて、さすがに年齢には勝てないのかなあ、と寂しい思いをしたものだ。だから、今回も不安がなかったといえば嘘になる。しかし、日本ツアーオープニングの名古屋公演はその不安を吹き飛ばす感動的なものだった。

 アンコール除いて20曲という曲数もそうだが、驚いたのは歌唱力だ。もちろん若い頃の様なハイトーンは出ないし、アップテンポの曲はアレンジでカバーしているところがないではない。それでも、アーティの声は前回の日本公演より間違いなく出ていたし、歌い方が胸に迫るものがあった。

 最初にぐっと来たのは、アーティのソロで歌った「キャシーの歌」。この歌は、デビュー・アルバム「水曜の朝午前3時」の売れ行きが芳しくなく、いったんメジャー活動を断念しかけたポールが一人でイギリスを旅する間歌ったもので、シンプルだがメロディーに温かみと奥行きがあり大好きな作品だ。アーティは、しとしと降る雨に重ねる心情を素晴らしく美しく歌い上げていた。

 それから、いったん2人のソロ作品の披露が合って、再びS&G時代に戻った最初に歌った「ニューヨークの少年」。アルバム「明日に架ける橋」に収められたこの歌が、既に違う道を歩き始めたアーティへのポールの別れのメッセージであることは有名だ。そして、ニューヨークにたった一人残された少年の姿は、911以降傷ついたニューヨークのすべての人の姿に重ねられてきた。ほとんどがポールのパートだが、コーラスに控えめに被せられたアーティの声が胸にしみた。2人は実は仲が悪かったなんて定評などとても信じられない。

 そして、間隔をあけずに「マイ・リトル・タウン」へ続く。これも大好きな曲だ。解散宣言なき解散後、S&Gの唯一のオリジナル曲で、チャート9位にまであがるヒット曲なのに、何故か、それ以降、ベストアルバムにも収められず、コンサートでも取り上げられず(あのセントラル・パークでも歌われていない)封印状態になっていた。しかし、生まれ育ち放課後には一緒にバイクを飛ばした故郷、しかし今は「死人と死にかけた人しかいない」故郷を2人が忘れるはずはなかった。おそらく、この歌を再度取り上げるまでにはポールとアーティの間の葛藤があったに違いない。セントラル・パークでも実現できなかった、S&Gの一体感が、安っぽい郷愁ではない、今も僕達一人ひとりにくすぶっている青春の輝きに火をつけてくれる。

 2人(特にポール)は共に寡作だ。メディアへの露出も上手なほうではない。しかし、40年の軌跡を振り返って、「きらめくナショナルギターのように」輝く作品達はどうだろう。若い頃聞いた音楽と言うのは、懐かしがって今聴くと一気に時代のギャップに気づかされることが普通だが、S&Gにはそれがない。「サウンド・オブ・サイレンス」のメッセージと疾走感は今もなお、と言うより今でこそ新鮮ではないか。ポールはポピュラー音楽に留まらず、20世紀アメリカを代表する音楽家の一人と評価されるようになったが、67歳にしてこのコンサートは今も挑戦的であり、新たな刺激を与え続けてくれる。

 きわめつけは、アンコール前大トリの「明日に架ける橋」だった。この曲を聴いた回数では私は人語に落ちないつもりだが、1番をアーティ、2番をポール、3番を再びアーティという構成は初めてだ。そして、その意味が彼らの歌声でよく納得できた。掛け値なしの友情を歌い上げるこの作品をもっともリアリティを持って演奏するには、この形がいちばん自然なのだ。そして最後の最後アーティは逃げることなく、温かく艶やかなハイトーンで歌いきった。最高だった。

 S&Gという稀有のデュオを彼らならしめているのは、彼らの音楽に対する憧れと敬意の深さだと思う。そして、もうひとつ、特にS&G時代の作品には若者の悩み、悔しさ、絶望が表現されているが、決して突き放したものではなく、どこかで2人の友情が支えてくれていること、それを改めて実感したコンサートだった。

 隣で聞いていた男性は、S&Gをリアルタイムで体験した世代で、前の晩福岡から来たと言っていた。大サービスのアンコール4曲が終わった後、思わず握手をしてしまった。

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2009/04/19

Six Days in Fallujah が受け容れられる土壌

 アレン・ネルソンさんが亡くなってもう4週間がすぎました。壮絶な人生を終えたネルソンさんが今は安らかな世界に生まれ変わっていることを願わずにはいられません。

 先日たまたま中島敦の「山月記」を読み返して、初めて虎としての所業を実感した李徴の気持ちが、ふとネルソンさんや、イラク帰還兵と重なりました。戦場において人間は本当にどんな所業でもなし得る、しかし同時に、人間一人ひとりの中には、戦闘規定よりも、憲法よりももっと根源的で強い良心が住んでいることに衝撃と感動を覚えずに入られません。この世界に縁あって生まれてきたからには、人間を生かしあうために生きたいと誰でも思っているはずですが、この世界は残念ながら内心の声を掻き消し、眠らせ、歪めることばかりに血道をあげているように見えます。

 この4月、米国のコナミグループ関連会社で、ビデオ・ゲームや携帯コンテンツ等の清製造販売を行う Konami Digital Entertainment,Inc.(KDEI)が、「Six Days in Fallujah」(ファルージャの6日間)というタイトルの戦闘ゲームを2010年に発売すると発表しました。このゲームの情報は、ネットを探せばいくらでも見つかります。

 その名の通り、2004年11月にアメリカ軍が行ったファルージャ「掃討」作戦を題材にしたものです。アメリカ軍は、米傭兵殺害の報復として「武装勢力掃討」を口実にイラクのファルージャ市を包囲し、ライフラインを断って兵糧攻めにした後、無差別攻撃を加え、少なくとも6000人以上の市民を直接的に殺害しました。イスラエル軍のガザ攻撃で最近批判を浴びた白燐弾も使われました。

 日本人人質事件の引き金にもなったこの虐殺については、何をおいても、以下を読んで下さい。

 ■ファルージャ 2004年4月
 (ラフール・マハジャン、ダール・ジャマイル、ジョー・ワイルディング、
  エイミー・グッドマン著、益岡賢+いけだよしこ編訳、現代企画室)
 http://tinyurl.com/cqblta

 私も、家族もビデオ・ゲームを全くやらないし、関心もないので、この業界がどういうものか知識がありませんが、それでも、許せるという代物ではないでしょう。コナミ・グループの企業理念「世界じゅうの人々への『価値ある時間』の創造と提供」とは、こういうことなのでしょうか。

 コナミの発表を受けて、帰還兵や、戦死した遺族から、すぐに抗議と発売中止の要望が起こりました。

 元英国軍大佐でイラク戦争の勲章も持つティム・コリンズ氏は、いまだ終結を見ていない現実の戦争はビデオ・ゲームに取り上げるのは軽率な反応で容認できない、と反対の立場を表明しましたし、2003年、イラク戦争で息子を亡くしたレッジ・キース氏は、デイリー・メールに対し「これら恐ろしい出来事は、歴史の記録に閉じ込められるべきだ。ゲームにスリルを求める娯楽として矮小化すべきものではない」と語りました。英国の市民平和団体ストップ戦争連合のタンシー・ホシキンス氏は「戦争犯罪に関するゲームを作り、何千人もの死傷者の上に利益を得るというのは病んでいます。ファルージャの虐殺は、エンターテイメントによって美化されるべきではなく、恥と恐怖として記憶されるべきです」と批判の声を上げています。

 しかし、ゲームのリアリティを高めるために30人の帰還兵がヒアリングに協力していることからも分かるように、一方ではこのゲームに期待する人たちもいるのです。海兵隊の一等軍曹ジョン・マンディ氏は、このゲームが補助的な訓練に役立つと言い、「このゲームを海兵隊は、戦闘それ自体の知識を得るだけでなく、隊員に戦闘規定を考えさせるツールとして利用できる。隊員が一緒にプレーできて、いくつかのことを学べるように、使われるだろう」と述べています。元陸軍軍曹ケビン・スミス氏は、帰還兵が日常への復帰に苦しみ、自殺率も高い現状を憂慮した上で、この戦争が市民にとって実際どのようなものだったのか理解を深めることで、帰還兵への支援が強まることを期待しています。「ゲーム愛好者がこのゲームを通して何かを『体験した』後に、このゲームが肯定的に報道され、退役兵に対する共感が高まることを本当に願っている」と彼は語りました。

 ゲーム制作会社のアトミック・ゲームズと配給元のコナミが、予想される批判等のリスクを冒しても製作や、その公表に踏み切ったということは、市場調査の結果この事業に勝算がある、つまり結局は売れて利益が見込めると判断したことを意味しています。私には、そのことが最もショックでした。

 アトミック・ゲームズのピーター・タムテ社長は、「私達の挑戦は、エンターティメントでもあるゲームの中で戦争の恐怖をどう伝えるかだが、人々に歴史の一場面を目撃させ得る手段はビデオ・ゲームだけなのだ」「私達の目標は、この事件の最中、海兵隊員でいるとはどういうことか、その町の市民でいるとはどういうことか、反政府武装組織でいるとはどういうことか、その洞察を人々に与えることだ」と、意味づけしていますが、言い訳にしか聞えません。結局イラク人を倒せば勝ちなのでしょう?

 アレン・ネルソンさんは、米国人は決して弾に当たらず、戦地の住民からも尊敬されるハリウッドの戦争映画を、全く虚構だと批判していました。たとえ反戦の意味が込められていても、そこには臭いがない、もしあの死臭が映画で表現できれば、椅子に座ってジュースを飲んだりしていられるはずがない、と。

 歴史に対する洞察を与える手段はビデオ・ゲームだけと言う発言は、随分な思い上がりか無知のように思えます。ドキュメンタリー映画「冬の兵士」や昨年邦訳が出版されたジョシュア・キーの「イラク―米軍脱走兵、真実の告発」は、もちろんわたし達は擬似的にでも戦場を体験することなどできませんが、そこで起こったことに対してわたし達が何をすべきか「洞察」を与えてくれないでしょうか。帰還兵の苦しみは、別の手段で支援すべき問題ではないでしょうか。

 ゲームに限らず、デジタル技術の発達によって、表現のリアリティが最優先の価値のひとつに置かれるようになりました。しかし、誤解してならないのは、画面の画素数が何億ピクセルになろうと、CPUの処理速度が何ギガヘルツになろうと、それは現実そのものではないし、相手の人生や心の中を描きつくせることはできない、ということです。それは、機械まかせにしないわたし達の想像力で補っていく問題なのです。

 以前、ネット上で動くゲームで、こんなのがありました。多分イラクあたりを想定した街の風景からテロリストを探してミサイルを撃ち込み、全滅させるというものです。キャラクターは漫画的でリアルではありません。最初に10人くらいテロリストがいるのですが、狙ったつもりでもどうしても民間人に当たってしまいます。爆発の後遺族がやってきて暫く泣き崩れていますが、突然小銃を手にしたテロリストに変身します。こうやって、撃っても撃ってもテロリストが増えていくので、ゲームを終えることができません。終了する唯一の方法はプレーを止めることです。

 このゲームの方が、「Six Days in Fallujah」より遙かに「洞察」を与えてくれます。

 コナミに対する抗議、要望先は以下をご覧下さい。

■コナミ・グループ(日本)の意見受付フォーム
 http://www.konami.co.jp/ja/siteinfo/product.html

■Konami Digital Entertainment,Inc. 連絡先一覧(電話とFAX)
 http://www.konami-digital-entertainment.com/contact.html

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【追記】 27日付朝日新聞等の報道によれば、コナミは、「米国での反応や、電話やメールで寄せられた意見を見て、数日前、取り扱わないことを決めた」とし、少なくともコナミからは米国でも日本でも販売されないことが決まったようです。

 こういう産業は、一般人にどれだけ受け容れられるかで採算を判断しますから、わたし達が正気を保っていれば、発売を断念させることもできるわけです。しかし、別の配給元がハリウッド映画のように巨額の宣伝費をかければ、どうなるかはまだ分かりません。実際日本のゲーム愛好家の中に発売が楽しみだという意見も多く見られたのです。

 ゲームの商品化に反対するだけでなく、「ファルージャの6日間」の真実を忘却させない、歪曲させない努力がこれからも求められています。(2009.4.27)

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2009/03/03

兵士一人ひとりにも取り替えられない人生がある ~ DVD「冬の兵士」を観て

 田保寿一さんの誠実な編集が感動的な「冬の兵士」を、胸が詰まる思いで観ました。

 いかなる主張であれ、選択であれ、その行き着くところは、個人一人ひとりの命でなければならないと思います。平和は、抽象的なものであってはいけませんし、平和を求める意志は、たとえ憲法があろうとなかろうと、それが現実的であろうとなかろうと、わたしやあなた個人の情熱から生まれるものでなければなりません。

 イラクで殺された子ども達一人ひとりに名前があり、短くても取り替えられない人生があるように、イラクで人を殺してしまった兵士一人ひとりにも、取り替えられない人生があります。

 DVD「冬の兵士」は、その事実を、平和運動に参加していると自称するわたし達でさえ、ときに実感を失っている事実を、強い説得力で語りかけてきます。

 人間が、自分の意思に反して進路をかえたり、能力の発揮を妨げられる時、そこに暴力がある、とガルトゥングの平和学は教えます。最大の暴力が戦争であることは論を待ちませんが、その暴力は、戦闘行為の直接の犠牲者だけにあてはまるものではありません。戦争は国家が行うものですから、国民の生活すべてを動員します。その中で誰しも加害者にも被害者にもなり得るのです。

 自衛隊が世界有数の軍備を備え、海外派兵への道が徐々に大きくなっている今でも、わたし達日本人が戦場で戦う兵士というものを想像するのは難しい。どうしても、血の通わない戦闘機械のような見方に傾き勝ちです。しかし、彼らも、わたし達と同じ世界に住む人間なのです。

 戦争が人間性を破壊すると言いますが、戦争と言う抽象的な魔物が魔法をかけるわけではありません。戦前の日本軍兵士は、貧しい農村からじゅうぶんな訓練も受けていないまま、補給路も確保されていない戦地に送られました。洗脳のように植えつけられたアジアの人々への差別意識が、最初から略奪が前提の様な作戦で何をもたらすでしょう。南京虐殺やマニラの火あぶり等等は、そうした具体的問題が集積した必然として起こったのです。

 目を覆うようなイラクでの米軍兵士の残虐行為も、交戦規定の軽視、中東の人々やムスリムの人々への差別意識の擦りこみ、デマによる恐怖の植え付け、指揮系統の混乱、過剰な装備の投入など、政策の誤りの必然として惹き起こされたものであり、兵士個人の暴走でかたづけてしまっては、公正とはいえないと思います。

 片足だけでなく、PTSDの発作によって仕事も家族も失い、何度も自殺を考えたマイク、二度目の召集で自殺を図るまで追い詰められながら戦友に対する負い目に苦しむクリストファー、テロと戦争の違いはどこにあるのかと問うリアム…。彼らはアメリカを愛し、自分の人生を他人の幸福のために使いたいと思って志願した人達です。しかし、アメリカは、ブッシュは、殺されたイラクの人の命にも、アメリカ兵の壊された人生にも責任を取りません。この作品が訴えるように、ブッシュは、イラク人、アメリカ人含め、この世代をまるごとぶち壊したのです。政権が変わっても、真の敵はまだ、手の届かないところでほくそ笑んでいます。

 ウィンター・ソルジャーを開いた反戦イラク帰還兵の会は、イラクからの軍の即時撤退、帰還兵の福祉の実現、イラクへの賠償を要求しています。アフガンへの増派や、イラク撤退の大幅延期を発表したオバマ大統領には、彼らの叫びが聞えていないかのようです。

 わたしは、以前宮沢賢治の童話「北守将軍と三人兄弟の医者」の作品論で、殺されることはもちろん辛いが、人を殺してそれが罪に問われないことはもっと辛いかもしれない、と書いたことがあります。身体的、経済的、精神的に苦しむ帰還兵がありのままの事実を人前で話す苦痛と勇気は、わたしが想像できるような容易なものではありません。

 戦争の生き証人である彼らの声を聞けば、戦争は例外なく酷く、汚いもので、「よい戦争」「悪い戦争」の区別などあり得ないことが、改めて胸深く刻みこまれるでしょう。

 あなたの大切な人と、彼らの声を聞きましょう。何度でも向かい合うべき作品だと思います。

 この作品が、一人でも多くの人に鑑賞され、やがて、平和を求める日本市民とアメリカ市民の連帯へと繋がっていくことを願ってやみません。

■「冬の兵士」ホームページ

 http://wintersoldier.web.fc2.com/wintersoldier.html

 上記から、DVDを購入できます。個人と団体の区別なく、上映会で使用する場合でも1本3000円です。3分の予告編も視聴できますので、どうかアクセスしてみてください。

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2009/02/23

DVD「冬の兵士-良心の告発」

 「チェンジ」の美名の下に、あるいは資本主義の最も脆弱で醜い面をさらけ出した未曾有の経済危機の下で、これまでの価値観が取捨選択なく壊されようとしています。しかし、「よい戦争」と「悪い戦争」の区別などありえないという真実は、変えるわけにはいきません。

 家に帰れば、普通に家族や友人を愛する人々が、戦場でどのような残虐な行為に追い込まれ、あるいは進んで行うようになるか、わたし達が知っている限りでも何度繰り返されたことでしょう。大規模な戦闘でアメリカやイスラエルがジュネーブ条約を遵守した例があったでしょうか。また、「殺す側」にたたされた人々の傷が、「殺される側」より必ずしも癒しやすいものとは限りません。今進められているアフガン増派に見られるように、アメリカ政府や軍は、自国の兵士の命や人生さえ使い捨てにして顧みないのです。

 わたし達は、いつまで権力者の思うまま殺し合いを続けなければならないのでしょうか。

 今、全国で上映や普及が進められているDVD「冬の兵士」をご紹介します。目をそらしてはいけない事実がここにあります。

(以下呼びかけの転載、一部改行調整、URL挿入)
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 田保寿一さん制作の「冬の兵士-良心の告発」についてのお知らせです。

1.「冬の兵士」DVDについて初めてお読みいただく皆さんへ
2.どういうものかご存知でまだ視聴していない皆さんへ
3.すでに購入してくださった皆さんへ

1.「冬の兵士」DVDについて初めてお読みいただく皆さんへ

「冬の兵士」は昨年3月、米国で4日間にわたって開催されたイラク帰還兵らの証言集会を軸としたドキュメンタリーです。911以降、従軍、服務する中で、反戦の決意を固めるに至ったイラクとアフガニスタンの帰還兵によって結成された反戦イラク帰還兵の会(Iraq Veterans Against the War)

 http://ivaw.org/

が、3月13日から16日まで、イラク戦争の実相を語る公聴会をワシントンDC郊外の全米労働大学で開催しました。田保寿一さんは、イラク戦争を加害者の言葉によって検証する目的で米国にわたり、この公聴会に遭遇、そのすべてを収録しました。帰国後、これら帰還兵らの証言とイラク現地での独自取材、帰還兵へのインタビューなどで構成したのがこの作品です。

 罪の意識に苛まれ、戦争を告発する仕事をやりぬくことで人間性を取り戻そうとする若者らの真摯な姿は、あらゆる年代、立場の者が共有すべきあるものを提示しています。

 この作品は視聴する側の受け止め方により、戦争一般の否定、「対テロ戦争」の虚偽の暴露、人間の良心への信頼、などさまざまな解釈が可能です。証言した兵士らの発言内容も田保さんの作品のつくりも、後々の歴史的資料としての使用に耐える、真実の記録となるようにと、細心の注意をもって構成されています。

 http://wintersoldier.web.fc2.com/wintersoldier.html

 ここに「冬の兵士」ホームページがあります。3分の予告編を視聴できますので、どうかアクセスしてみてください。

 またこのサイトから購入申込もできます。

2.どういうものかご存知でまだ視聴されていない皆さんへ

 http://wintersoldier.web.fc2.com/wintersoldier.html

 このサイトにアクセスしてみていただけましたでしょうか。現在、3分間の予告編を視聴できるようにしています。どうかご覧になってください。

 また上映会の予定も掲載していきます。
 2月は千歳烏山で24日に開催されます。案内のチラシが上記サイトに掲載されています。

 個人と団体の区別なく、上映会で使用する場合でも

 1本 \3,000-

です。

3.すでに購入してくださった皆さんへ

 ご覧になっていかがだったでしょうか?
 感想や改善案をぜひ
 http://wintersoldier.web.fc2.com/wintersoldier.html
のメール機能を使用して「冬の兵士製作委員会」までお寄せください。

 また広めたいと思われる方、アイデアをお寄せください。
 大量に販売する場合などもご連絡ください。
 上映会をなさる方は上記サイトにも情報をお寄せください。

●「冬の兵士」DVDの最初のバージョンは昨年末に完成し販売を開始しました。現在販売しているバージョンは1月20日に改訂したものです。
大筋は変わりませんが、よりよくなっていることは確かですので、上映会で使用される場合は最新バージョンと交換の上お使いくださるよう、お願い申し上げます。無料で交換いたします。上記サイトからお申し込みください。上映会はしなくてもご自分で何度もご覧になる場合も、交換サービスを利用されることをお薦めいたします。
お手間をかけて申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

(最新バージョンは盤に「1.20」と印刷してあります)

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 米国大統領がオバマに代わり、米国でも日本でもイラク戦争は忘れ去られそうな気配です。もはやイラク戦争に義があったとは誰もいわない。占領はやがて必ず終わるだろう..しかし世界の、そして日本の有権者は、アフガニスタン攻撃に続きイラク戦争に踏み切ったときのものの考えかたを完全に批判・払拭できたのでしょうか。

 イラク戦争を最初から批判していたというオバマ大統領は、今、アフガニスタンへの増派を語っています。イスラエルを支持しています。日本は海賊退治に自衛隊を出します。イラク、アフガニスタン、パレスチナで市民の殺戮が続いています。

 この作品が日本の多くの有権者や若者に視聴され、イラク戦争について、テロを戦争でなくそうという路線・宣伝について、正しい認識を培うことができることを願います。

 冬の兵士製作委員会普及班一同

「冬の兵士」ホームページ
 http://wintersoldier.web.fc2.com/wintersoldier.html

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 以下もご覧下さい。

■高遠菜穂子さん「iraq hope diary」の記事
DVD『冬の兵士 良心の告発』
http://iraqhope.exblog.jp/10384537/

■TUP速報 791号
田保寿一の「冬の兵士」公聴会取材記録
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/824

 また、DVD「冬の兵士」とは直接関係ありませんが、以下も、同じテーマを考えるのに有益だと思います。

■「イラク―米軍脱走兵、真実の告発」
ジョシュア・キー、ローレンス・ヒル(著)、井手真也(訳)
合同出版 (2008/08) \1,680-
(出版社紹介文から)貧しい人びとをだまして戦地におくる、アメリカ格差社会の現実。イラクでの蛮行の数々。そのすべてを元兵士が書いた。
 http://tinyurl.com/bvr2z3

■岩波文庫「ベトナム帰還兵の証言」(陸井三郎訳・編)
・歴史的名著ですが既に絶版。以下で復刊リクエスト中です。
 http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=24265
(どすのメッキー紹介文から)アメリカ政府が実施した政策を暴露するために、100人以上のベトナム帰還兵が、戦場で行った戦争犯罪を自ら告白した記録の要約。任意に設置できる自由発砲地帯、捕虜の虐待、ソンミだけではない村落の殲滅、農地の破壊、組織的な強姦、などの戦争犯罪を、アメリカ軍部は「上官の命令」として設定し、その遂行のために、兵士達を非人間化する体制をつくっていった。

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2009/02/18

「空を飛ぶ靴」が歌になりました

 以前ご紹介した拙詩「空を飛ぶ靴」に、ヤスミン植月千春さんが、曲をつけてくださいました!ヤスミンさんのサイト

 http://www.yasemin.info/

の「ライブラリ」のページ
 http://www.fiberbit.net/user/yasemin/library.html#225

でオンライン配信されています。

 「空を飛ぶ靴」と言う題名は少しロマンチックすぎるかもしれません。でも、わたしは、この詩に告発ではなく、希望と共感の思いをこめたかったのです。

 ヤスミンさんは、明るく凛とした曲と演奏でこの詩に生命を与えてくださいました。まさか歌になるとは(しかもヤスミンさんの手で!)夢にも思っていなかったので、字数もばらばらでさぞご苦労されたと思いますが、最初に聴いたとき、「この世に正義と言うものがあるなら」のリフレインのところで涙が出てきてしまいました。

 この歌が皆さんにとっても希望の歌となり、イラクやパレスチナや、今「靴」を必要としている世界中の人を思い出す助けになれば幸いです。

 このページには、他にも、「レイチェル」「もう泣かないでいいよ」など、胸を揺さぶる弾き語りがアップされています。レイチェルは、ガザに侵攻してきたイスラエルのブルドーザーを止めようとして、その前に立ちはだかりひき殺されたアメリカ人女性です。

 わたしが、パレスチナ人としてでなく、日本人として生を受けたのは偶然に過ぎません。わたしは、なまぐさとはいえ、仏教徒なので、殺された人々は、前世では兄弟だったかもしれない、とも考えます。そうすれば、どのような国の人に降りかかる悲惨も他人事ではありません。もちろん、日本の中でも同じようなケースはいくらでもあり、わたしが殺されもせず、殺しもしていないのは、わたしの努力やまして人間性のせいではなく、偶然にすぎません。できることはわずかでも、すべての命に対する共感を忘れないようにしたいと願っています。

【お詫び】最初のUPでレイチェル・コリーさんについて、「戦車を止めようとして」と書いてしまいました。これは「ブルドーザーを止めようとして」の誤りです。命をなげうったレイチェルさんにも、ヤスミンさん、石橋行受上人にもたいへん申し訳ないことをしました。お詫びして訂正いたします。

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2009/02/12

ヤスミン植月千春さん「We Will Not Go Down」弾き語り

 どんな権力者も、抵抗の歌を取り上げることはできません。第二次大戦下のユダヤ人ゲットーの人々、民主化前の韓国で石つぶてとなってたたかった人々、そしてチリ・スタジアムのビクトルハラ、わたし達は、いくらでもその例を思い出すことができます。

 そして、マイケル・ハートやユスフ・イスラムなどがガザを思う歌が、いろんなところで取り上げられるようになり、歌の力と言うものを改めて感じています。

 マイケル・ハートの歌「We Will Not Go Down」を、尊敬するヤスミン植月千春さんが日本語の弾き語りで披露されています。ヘンリー・オーツさんが、カフェ・トーク「イラクとパレスチナⅡ」での演奏の模様を、YouTubeに動画でアップしてくださいました。

 歌は直接政治を変えることはできません。でも、それに接する一人ひとりを変えていくことによって、もっと強いやり方で世界を変えていきます。

 メディアでガザへの関心が薄らいでいるように見える今こそ、この歌を歌い広げましょう。

 We will not go down!

 ※カフェ・トークのレポートは、こちら↓
 http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-date-20090201.html

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空を飛ぶ靴

 昨年12月14日、ブッシュに靴が投げつけられた時、わたしは心で喝采をあげたが、正直世の中がどういう受け止め方をするか不安だった。
 しかし、それは杞憂だった。バグダッドで記者の釈放を求めるデモがあったのを皮切りに、あれ以来、靴は歩くための道具だけではなく、世界中で抵抗のシンボルとして、名誉ある昇進を果たし続けてきた。

 ムンタダ・アル・ザイディ記者の投げつけた靴を製造しているイスタンブールの靴屋には、事件から2週間の間に世界中から37万足もの注文が殺到し、この不況下に100人の臨時職員を雇うほどの盛況振りと聞く。しかも、37万足のうち1万9000足は米国からの注文だったというからおかしい。

 しかし、この英雄は、外国指導者を「攻撃した」ことで起訴され、15年の禁固刑を求刑されている。しかも、憂慮されたとおり、投獄中に虐待されているらしい。ありとあらゆる残虐兵器を使って、今日現在IBCの統計で少なくとも90647人の民間人を殺害した責任者が処罰されず、当たってもブッシュの頭で軽い音をたてる程度で生命に別状はないわずか300グラムの靴を投げた人が有罪とは。

 そんな靴をたたえた記念碑ができたと、山本史郎さんのURUKニュース

  http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20090211/1234355397
 http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html

で知った。

Alg_bronzeshoe

 イラクの人たちは、もともと良く笑う笑顔の素敵な人たちだった。しかし、2002年3月19日以後、ニュースで見たイラク人の笑顔と言うのを思い出せない。残念ながら、この像は後に公開禁止になったらしいが、本当に久しぶりにイラク人の笑顔に出会えた。靴から溢れる緑に、どんなに蹂躙されても未来を信じる不屈の希望を見る思いだ。

 オバマ大統領が公約した16か月の撤退期限は早くも実現を疑問視されているが、オバマがブッシュ政権から決別するというのが本気なら、ザイディ記者の処遇を、選挙で意思を示したイラク国民に委ねるべきだろう。

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 空を飛ぶ靴

僕らは靴を通して大地を踏みしめる
祭りで足を踏み鳴らすとき
恋人と抱擁を交わすとき
倒れた友に駆け寄るとき
靴は僕らと同じ距離を歩いてきた

今、靴は体を離れて空を飛ぶ
歩いていては間に合わない場所へ
僕ら自身ではないのに僕らの行く先を決めようとする者へ
砂漠に曳かれたまっすぐな怒りの軌跡を
希望の緑で満たしながら

この世に正義と言うものがあるなら
それは靴だ
飾り立てた言葉の酔いを醒ます
言葉なき靴だ
国家と言う名前を背負った銃に立ち向かう
名もなき無数の靴だ

(12.Feb.2008 どすのメッキー)

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2009/02/01

ユスフ・イスラム、ガザの子ども達のためにジョージ・ハリスンをカバー

 イギリスのシンガー・ソング・ライター、ユスフ・イスラムが、ガザの人々を支援するチャリティソングを発表しました。

 ユスフがジョージ・ハリスンの最も充実していた時期の名曲をカバー、しかもクラウス・フォアマンが参加ときては、マニアには垂涎物ではないでしょうか。リボルバーにインスパイアされたジャケットもかっこいいです。

 この歌がきっかけとなり、多くの人にガザへの関心と理解が広がることを願っています。それにしても、そろそろ日本語でこういう歌は生まれないのか、と歯がゆく思うのは、わたしだけではないでしょう。

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■ユスフ・イスラム、ガザの子ども達への歌を発表
【Yusuf Islam Releases Song for the Children of Gaza】
 http://www.un.org/unrwa/news/releases/pr-2009/jer_26jan09.html
(26/Jan./2009 UNRWA Press Release)

 とても有名なミュージシャンのユスフ・イスラム(かつては、キャット・スティーブンズと言う名で知られています)は今日、すべての売り上げを、ガザ地区で子どもと家族を支援するために、UNRWA(国連救済事業機関)と[NGOの]セイヴ・ザ・チルドレンに寄付するチャリティー。ソングを発表しました。

 曲目は、ジョージ・ハリスンがオリジナルの「ザ・デイ・ザ・ワールド・ゲッツ・ラウンド」で、レコーディングには、ボーカルのユスフと共に、第5のビートルとして知られるクラウス・フォアマンが参加しました。

 ユスフは、彼の歌が「人々が、人類の空しい戦争と偏見を見つめなおし、わたし達が受け継いだ無限の愛、平和、分かち合う幸福を思い出して、わたし達の愚かなやり方を変え始める」一助になってほしいと語りました。

 歌は、以下のページからダウンロードできます。

 http://www.jamalrecords.com/cgi-bin/commerce.cgi?display=home

(以下、UNRWAの活動紹介は省略)

 もっと詳しいことを知りたい方は、以下へご連絡下さい。

 Christopher Gunness
 UNRWA Spokesperson
 Mobile: +972-(0)54-240-2659
 Office: +972-(0)2-589-0267

(仮訳どすのメッキー 1/Feb./2009)
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【追記】jamal recordはアクセスが集中して重いようです。まず歌を聞いてみたい方のために、知人から教えていただいたYoutubeの動画をご紹介します。いいですよ!

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2009/01/14

「We Will Not Go Down」(わたし達は負けはしない) 字幕つき動画 → ぜひ広めてください!

 以前ご紹介した、マイケル・ハート(前回は最初「マイケル・ハーツ」とご案内しましたが訂正します)の歌"We will not go down"

 http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/2009/01/post-a200.html

の反響が広がっています。

 知人の笠井一朗さんが、日本語と英語の字幕つきのビデオクリップを作成してくださいました!

 ↓ ↓ 下記URLをクリック! ↓ ↓

 http://www.geocities.jp/IraqNewsJapan/avi/WeWillNotGoDownForGazaXviD12.avi

 私は、見ていて涙が止まりませんでした。

 マイケルさんの了解を取っておりませんが、マイケルさんの趣旨と事態の緊急性を考え、このビデオクリップをぜひ普及したいと思います。どうか、あなたの力を貸してください。

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【追記】マイケルさんのサイトを見ると、この曲は自由に配布していいそうです!そのかわり、UNRWAなどしかるべきところに寄付するなどガザを支援してほしいとのことです。

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 学習会の冒頭などで見ていただいても意味があると思います。ガザで起きていることが、自分たちとは関係ない遠い世界のこと、あるいは、情勢が不安定な地域では避けられない対価のように考えている多くの人に、まず、このビデオを見てもらってください。

 ただし、このビデオは、DivXという形式で圧縮されています。これは、Windowsで近年普及した長編動画用の圧縮形式で、CD1枚に約120分の動画をかなりの画質で保存可能です。ただしストリーミングには現在対応していません。

 もし、上記URLをクリックしても、あなたのパソコンのプレイヤー(WindowsならMedia Player等)で音声しか再生されない場合は、DivXに対応するCodecがインストールされていないためです。

 動画に対応する手っ取り早い方法は、フリー・アプリケーション"DivX7 for Windows"を、以下の日本語サイトからダウンロードすることです。私もこのアプリケーションで再生しています。

 http://www.divx.com/ja/products/software/windows/divx

 インストール後、上記URLをクリックすると、Media Player等で動画の再生がスタートするはずです。画像に説明は不要と思われますが、白燐弾の爆発と思われるものも含まれています。

 Macの場合、QuickTimeにプラグインを追加することになるようですが、詳細は知識がありませんので、下記ページなどをご参照ください。

 http://ascii.jp/elem/000/000/033/33324/

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