« ハマス排除に固執する限り、ガザの復興はあり得ない! | トップページ | アレン・ネルソンさんを支えてください!「アレン・ネルソン基金沖縄」設立 »

2009/02/15

米航空機事故:ビバリー・エッカートさんを悼む

 コンチネンタル航空3407便が12日午後10時20分(日本時間13日午後零時20分)ごろ、目的地のニューヨーク州バファロー近郊の住宅街に墜落し、乗員乗客49人全員と地上にいた住民1人の計50人が亡くなりました。もちろんそれ自体悲惨な事件ですが、犠牲者の中に、911で夫をなくした女性が含まれていたというニュースが、さらに大きな衝撃を与えました。

 911直後、報復支持の嵐が吹き荒れる中で、平和な明日を求める911遺族会(名前が決まり完全に組織化されたのはだいぶ後ですが…)の活動は、わたし達を含め世界中の平和を求める人たちにとって、道徳的、理論的支柱であり、人間そのものの本質に関する希望の灯りでもありました。

 ビバリー・エッカートさんは、911報復としての対テロ戦争に反対していただけでなく、核兵器を含む大量破壊兵器の使用にも反対し、日本の被曝者とも連帯して、広範な意味での平和運動に人生を捧げていました。テロに愛する人を殺されて、その直後から平和を訴えるというのは、こう文章に書くほど簡単なことではありません。しかし、怨みに怨みを持って応えるのではなく、慈悲を持って応えよというのは、古くブッダが説いた教えでした。

 被害を受けたら、それ以上の報いを個人として、あるいは国家として与えるのが当然であるかのような風潮が強まっている日本で、ピースフル・トゥモロウズの思想と実践は益々輝きを放つ存在であり続けるでしょう。

 慎んで哀悼の意を捧げ、彼女の遺志を心に刻みたいと思います。

 以下は、ピースフル・トゥモロウズのサイトに掲載された弔文です。

**************************************************
■911遺族会の提唱者ビバリー・エッカート、バッファローでの飛行機事故の乗客に
【9/11 Family Advocate Beverly Eckert a Passenger in Buffalo Airliner Crash】
http://peacefultomorrows.org/article.php?id=929

 ピースフル・トゥモロウズは、2月12日(木)、バッファロー近郊で起こった飛行機墜落事故で悲惨に亡くなったビバリー・エッカートのご遺族に対し、また、この事故で愛する人を失ったすべての遺族の皆様に、心から哀悼の意をあらわします。ビバリーの夫、ショーン・ルーニーは、2001年9月11日、世界貿易センターへの攻撃の犠牲となりました。

 エッカートさんは、ピースフル・トゥモロウズと私達会員の多くにとって、かけがえのない友人であり同志でした。「911の声(Voices of Sept. 11)」の共同議長だったビバリーは、本当に愛らしく、知的で思いやりのある女性でした。彼女は、この世界をより良いものにすることに没頭していました。ちょうど1週間前、オバマ大統領と911遺族会との会合に出席したばかりでした。エッカートさんは、そこで、グアンタナモ収容所を閉鎖する大統領の政策に支持を表明することが目的でした。彼女のボランティア活動は、地元の学校の教員を2年生とともに支援するだけでなく、ハビタット・フォー・ヒューマニティの活動にも及んでいました。さらに、彼女は、911委員会の設立を助け、大量破壊兵器に反対する911遺族会のメンバーでした。

 ビバリーは、彼女を知る人すべてに愛されており、わたし達は、彼女を失ったことに深い喪失感を味わっています。

(仮訳どすのメッキー 15/Feb./2009)
**************************************************

|

« ハマス排除に固執する限り、ガザの復興はあり得ない! | トップページ | アレン・ネルソンさんを支えてください!「アレン・ネルソン基金沖縄」設立 »