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2009/01/10

イスラエル、民間人対象にDIME使用、ノルウェー医師告発

 以前お伝えした白燐弾(ウィリー・ピート)は、第一次大戦ころから使われている煙幕発生装置であり、白燐弾には兵器として有効な対人殺傷能力は期待できない、とする指摘も多くあります。自衛隊も、発煙弾として使っているようです。

 しかし、一方では、激しいやけどをもたらす「非人道的兵器」として禁止すべきだとする意見も多いのです。2004年のファルージャ攻撃では白燐弾が使われたといわれ、日中の市街地で、今回ガザで見たような形の煙が降っている映像も紹介されています。ファルージャ人権研究所の所長モハマッド・タレク・アルデラジ氏は、「物を燃やす物質からなる様々な色の雨で、雨を浴びた者は焼かれ、雨に触れていない者も呼吸困難をおこした」と報告しています。

 そして、イスラエルが使った残酷な兵器は、それだけではなかったのです。

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■ガザの市民に対する非通常兵器■
【Unconventional Weapons against The People of Gaza】
 http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=11636

(6/Jan./2009 Interview of Dr. Mads Gilbert by Akram al-Sattari, Global Reserach)

 この報告により、イスラエルの攻撃が、新しい非通常兵器を使用して故意に民間人を狙ったものであることがはっきりしました。

 これは周到に計画された人道的危機です。誰がイスラエル政府の行動を支持できるでしょうか?

 著名で勇敢なノルウェーの医師とのインタビューをお読み下さい。

 注目すべき点がいくつもあります。
(【訳註】文末に5日に行われたインタビュー全文が添付されているが、長いのでとりあえず割愛する。本文の以下の部分はそのインタビューの要約であり、主要な内容はすべて含まれている)

「イスラエルは、Dense Inert Metal Explosive (DIME、【訳註】おそらく10セント硬貨にかけている。小規模という意味か?)と呼ばれる、タングステンから作られた新しいタイプの高性能爆弾を使っています。この兵器は、強大な爆発力があります」

「この兵器は、生き残った人に癌の影響を与えるでしょう。わたし達はそれが癌を惹き起こすのではないかと懸念しています」

「ガザで起きたことすべてが、国際法に違反し、人道主義に反します」

「わたし達が手当てした患者のほとんどは、手足の一部が切断されていた。それは、この種の兵器の被害に見えます。もちろん、切断を伴わない断片的な負傷ややけどもありますが、手足を切断した人たちはかなりの割合に上っています」

 「ご存知のように、わたし達がすべきことはたくさんあります。パレスチナ人の医師、看護士、医療補助員は、人々を救うために信じられないほど献身的に働いています。エリック医師とわたしは、大海の一滴に過ぎませんが、わたし達は彼らから多くのことを学んでいます」

 あなたが誰の立場に立つのか決めてください。
 わたし達は、生命を奪われ続けているパレスチナ人の側に立ちます。
 わたし達は、パレスチナ人のたたかいに連帯します。
 わたし達はアメリカとイスラエルの戦争犯罪に、人道主義で立ち向かいます。

(仮訳どすのメッキー 10/Jan./2009)
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■高密度不活性金属爆薬(DIME)■

 損害を与える距離を一定半径内に制限することを目的として、つくられた新種の爆薬。起爆性材料とタングステンのような化学的に不活性な材料を混成させて製造される。爆発すると、HTMAと呼ばれる微小な破片に分解し、2~3メートルの近距離での殺傷効果が高いが、空気抵抗によってそれ以上は広がらない。、タングステンの破片は、高熱によって軟組織だけでなく骨をも切断するため手足を失う場合が多い。また、対組織に残留した破片によって、横紋筋肉腫など癌を誘発するおそれがあることが、動物実験によって指摘されている。

 この兵器は、2006年7月のイスラエル軍ガザ侵攻でも使われた可能性が高い。この爆弾を支持する人達は、副次的な被害を抑えられるため、人口稠密地域に最適だと言っているそうです。公式な使用が未確認(ということにされている)ため、まだ国際的な禁止対象になっていません。
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 上記の報告は、国境なき医師団日本語サイトの
 http://www.msf.or.jp/news/2009/01/1567.php
「10日間にわたり、シファ病院だけでも300件の大手術を行いました。それらの大半は切断、血管系および整形外科関連のものです」
とも一致します。

 ギルバート医師は、イスラエルが白燐弾を使ったこと、それが民間人に大きな被害があり、ジュネーブ条約に違反することも指摘し、イスラエルの作戦は、「ガザに住むすべての市民に対する戦争です」と非難しました。

 アメリカ版の編集されたものではなく、本当に起こったことを伝えるYouTubeの動画がここで見られます。
 http://www.youtube.com/watch?v=Ev6ojm62qwA

 イスラエルに対するロケット攻撃を理由に、このような武器で市民を攻撃するのが正当化されるはずがありません。

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