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2009/01/14

ガザ攻撃の青写真はずっと前から計画されていた(前編)

 ガザの民間人の犠牲者数や、殺された子どもを抱いて泣き叫ぶ親の映像が報道されても、それだけでフェアとは言えません。

 今回の「紛争」は、ロケット攻撃で停戦を一方的に破ったハマス側に一義的責任があるという大嘘がまかりとおっているからです。このため、パレスチナの惨状に同情を示す人でも、悪いのはハマスだから、ハマスがまずロケット攻撃を止めないと、あるいはどっちもどっちだからわたし達は関われない、と無関心になってしまうのです。

 これが、いかにイスラエルの一方的な主張であるかは、まず下記をお読み下さい。

■「メディアとガザ報道」(DAYS JAPAN)
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/112508511.html

■「 イスラエルの嘘プロパガンダ・マシン全開」(益岡賢さんのページ) http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/gaza081231.html

■「イスラエルのガザ攻撃をめぐる嘘トップ・ファイブ」(益岡賢さんのページ) http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/gaza090103.html

 そして、今回の攻撃が、選挙で選ばれたハマスと市民を分断し、その上で軍事的に転覆させるために周到に用意されたものであることが、エレクトロニック・インティファーダ(国際的に信頼されているニュース・ソースです)の最近の記事で論じられています。2日に分けて、その記事の全訳をご紹介します。

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■ガザ攻撃の青写真はずっと前から計画されていた(前編)
【Blueprint for Gaza attack was long planned】
(By Jonathan Cook, The Electronic Intifada, 12/Jan./2009)
http://electronicintifada.net/v2/article10170.shtml

 週末に国連が提案した一時停戦案をイスラエルが拒絶したとき、イスラエルの軍事評論家は、次の段階、あるいは、「第3段階」と呼ばれることになるガザへの攻撃の性質を推測していました。

 第1段階では、何千もの目標を空から攻撃し、続いてガザの多くに軍隊を推し進める地上侵攻、そして第3段階では、これらの作戦が効果的に拡大されるでしょう。

 ネゲヴの基地で訓練を終えた何千人もの予備役兵が必要になります。ハマスの重要拠点ガザ市中心部に近い住宅密集地域の破壊と差押えが行われます。民間人の犠牲者が急速に増えると予想されます。

 第4段階としてのハマスの転覆、そしてガザの直接の再占領は、軍隊もイスラエルの政治的指導者も望んでいないように見えます。それは、経済的、軍事的負担が大きすぎるからです。

 イスラエルが、万一国連や他の場所での交渉を希望しないと決めれば、「弾丸を浴びせろ作戦("Operation Cast Lead")」は数日中に拡大されるでしょう。イスラエルの軍用機は、ガザの住民に切迫した危機の拡大を警告するチラシを撒きました。「わたし達の命令に従っていれば安全です」と。

 先週、イスラエルのエフード・オルメルト首相は、軍の作戦はこれだけではない、と警告しました。

 エフード・バラク国防相が、攻撃の早い段階で認めたように、それらのオプションは長い間準備されていました。彼は、彼と軍が少なくとも6か月間、攻撃のプランを練っていたと述べました。実際、攻撃の青写真は、もっとずっと前から描かれていた兆候が見られます。多分18か月前くらいから。

 アメリカに後押しされた主なライバル、ファタハによるクーデターをハマスが防いだのはその後でした。ファタハのガザ地区のメンバーがヨルダン川西岸地区を飛行した結果、バラク国防相は、ガザ回廊をイスラエルが長期間封鎖しても、ハマスは屈しないだろうと確信するようになりました。

 バラクは、電力と燃料を欠乏させるため、封鎖を延長しました。こうして圧力をかければ、ガザの人々はハマスに反発するようになるという筋書きは、広く受け容れられていました。しかしながら、それがバラクの軍事戦略の中心的な綱領なのかもしれません。誰だって、戦うなら、疲れたり、凍えたり、空腹になっていたりする軍隊(この場合、市民軍)と戦う方が楽だと知っています。兵士の家族や友人も飢えているならなおさらです。

 数か月後、バラクの忠実な代理人Matan Vilnaiは、次のように不名誉なコメントを発表しました。もしロケット弾攻撃が続くなら、ガザは「shoah」、つまりヘブライ語でホロコーストに見舞われるだろう、と。

「shoah」発言は直ぐに取り消されましたが、同時にバラクと彼の部隊は、内閣に軍事攻撃を含めた作戦を提案し始めていました。

 攻撃を開始した日、ガザ攻撃の指揮官Yoav Galantがイスラエルの攻撃について語ったところによれば、これら急進的な政策は、「ガザを数十年前に戻す」ことを目的として考えられました。

 地元メディアが3月に指摘したとおり、この計画は国際法に違反するにもかかわらず、ロケットが発射された付近の民間地域を砲兵射撃と空爆で攻撃することを求めました。バラクの法律顧問は、多分国際社会は見てみぬ振りをするだろうという期待の下、そのような制約をかわす方法を探していました。

(to be continued 後編へ続く)

(仮訳 どすのメッキー 14/Jan./2009)
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» ガザの「ショアー」という意味:イスラエル、もう一つのパレスチナ人エクソダスを企む [マスコミに載らない海外記事]
Jonathan CookGlobal Research、2008年3月8日 こ [続きを読む]

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