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2009/01/10

イスラエルの侵攻は、トーラーのあらゆる教えに反している

 国連安保理の決議を無視する形でイスラエル軍はさらにガザ中心部へ侵攻を続け、パレスチナ人の死者は800人に上るとの報道もあります。しかし、ザイトゥンで新たに見つかった犠牲者などを考えれば、現在分かっている犠牲者の数は氷山の一角でしょう。

 アウシュヴィッツ平和博物館が、9日、ガザへの攻撃の即時停止と和解を求める抗議文をオルメルト首相宛に送りました。

 同博物館は、福島県白河市で、ポーランドのオウシエンティム(「アウシュヴィッツ」はドイツ語の読み方)博物館の協力を得て、「アウシュヴィッツ」の事実はもとより日本の戦争犯罪の事実継承等の活動を通じ、平和推進活動を行っています。

 オルメルト首相への抗議文にある「アウシュヴィッツ最大の犠牲者の子孫が、今や圧倒的に優位な武力によって、明らかに弱体である隣人の命を奪い続けていることを、アウシュヴィッツで亡くなった方々はどう思われるでしょうか?」は、多くの方が持たれる疑問だと思います。オウシエンティムを一度だけ訪れた経験のあるわたしにとっても、理屈では納得できない部分です。、

 ただし、ここで、わたし達が誤解してならないのは、ユダヤ人、イコール、シオニストではない、ということです。今も、多くのユダヤ人が、ユダヤの教えにのっとった真摯な抗議を続けています。世界を、パレスチナ人対ユダヤ人と言う図式に当てはめて考えてはならないのです。

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■ユダヤ人は、イスラエルのガザ侵入に抗議する
【Jews protest against Israeli invasion of Gaza】
http://www.interfaith.org/2009/01/08/jews-protest-israeli-invasion-of-gaza/
(8/Jan./2009 by David Masters Interfaith Online)

 世界中のユダヤ人は、すでに650人以上のパレスチナ人の命が奪われたイスラエルのガザ地区攻撃に抗議しています。

 アメリカの主要メディアに無視された、この見えない抗議は、シオニズムやシオニストによるパレスチナの抑圧、そして場合によってはイスラエル建国に反対するアメリカ、イギリス、そしてイスラエルの人々の中で、決して少なくない規模に見えます。

 正統派(Orthdox judarism)のユダヤ人によると、シオニズム(ガザへのシオニストの侵入)は、ユダヤ教の聖典トーラーに書かれたユダヤ教のあらゆる原則に反します。

 正統派のウェブサイト
"JewsAgainstZionism.com"(http://www.jewsagainstzionism.com/
は、こう説明しています。「シオニズムは、ユダヤ教の教えとその戒律を空しい愛国心と武力にすり替えるためにつくられたものです」

 「ユダヤ人は、神によってのみ救済されるものであり、そのとき世界中に平和がもたらされる、とわたし達は信じます」

 「シオニスト達は、自らが手にした力、物理的で人工的な力だけを信じているのです」
 エルサレムでは、何十人もの厳格な正統派のユダヤ人達が「シオニストのテロリストによるガザの虐殺を止めよ」と書いたプラカードを読み上げながら、今日も立っています。

 彼らは、伝統的な黒いガウンと帽子を着て並んで抗議しながら、イディシュ語で「助けて(Geveld!)」と叫びました。

(仮訳どすのメッキー 10/Jan./2009)
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 ユダヤ教について、わたしは多くを語ることができませんが、大好きな作家アイザック・バシェビス・シンガーの作品の基調となっている、わたし達から見ると一種異質な、それでいて魅力的な世界観と、今イスラエルが行っている行為が、まったく結びつきませんでした。

 ポーランドで幼少時代を過ごしたシンガーは、アメリカに移住してから作品を書き始めましたが、原文はすべてイディシュで書かれています。彼は後のノーベル文学賞を受賞し、世界中で作品が読まれるようになりましたが、イディシュ語で書くスタイルは、終生変わりませんでした。イディシュは、11世紀ごろから東ヨーロッパに住むユダヤ人だけが使い始めた特別な言語で、独特なヘブライ文字で記述されます。その言葉を使う人々のほとんどは、第二次大戦中亡くなりました。

 エルサレムで抗議するユダヤ人がイディシュを使うのは、とても重い意味があります。それは、彼ら自身の言葉で、同じユダヤの同胞であるイスラエル人ひとりひとりの心を動かしたい、と真剣に願っているからではないでしょうか。

 わたし達も目の前のひとりの心を動かすことができなければ、状況を変えることはできません。わたし達の抗議の言葉が、それだけの重みを持っているか、不特定多数に呼びかけるだけで満足していないか、反省すべきかもしれません。

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