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2009/01/05

イスラエル、地上侵攻に、「白燐弾」使用?

 国際社会は、2006年1月選挙で選ばれたハマス政権を承認せず、イスラエルの軍事的脅迫により、ガザ地区は人道的な危機に陥りました。特に2006年7月イスラエル軍がガザ地区の発電所や水道施設を破壊したことにより、衛生上も深刻な状態に追い込まれました。

 そんな中、2006年8月、パレスチナ軍事組織がイスラエル軍基地を急襲し、2人のイスラエル兵士を殺害し1名を拘束したことを口実に、イスラエル軍はレバノンに侵攻し、大規模な攻撃を行いました。子ども、女性を含む数百人の市民が殺害され、400万人の人口の4分の1に近い百万人近い人々を自分の家から追い出されました。この時破壊されたインフラを再建するためには、100億ドルの費用と、数十年の時間が必要と見積もられています。この侵攻には、アメリカから輸出されたクラスター爆弾が使われました。

 昨年末以来のガザ地区攻撃もこれと似ています。軍事的脅迫でパレスチナ人を追いつめるだけ追い詰めて、わずかな反撃(それがよいとは言いませんが)があれば、それを口実に懲罰的な全面攻撃に出る。イスラエルが封鎖した検問所を開放するなら、ロケット攻撃をやめる用意があるとハマスが申し出ており、それを黙殺するかたちで攻撃が始まった経緯を忘れてはなりません。

 十分人道的な配慮がされているため停戦は必要ない、とイスラエル政府は主張しますが、すでにすでに500人を超える命を奪ってどこが「人道的」なのでしょう。爆弾は相手を見てから爆発するわけではありませんし、ピンポイントの爆撃が言い訳に過ぎないことは、これまで何度も証明されています。

 そして、今回は、クラスター爆弾に勝るとも劣らない残虐な平気が投入されたおそれが示唆されています。人口密集地の低い上空で破裂し白い煙を発散しているのは、一般には「発煙弾」と報道されていますが、軍事評論家の神浦元彰さんは、これが「白燐弾」ではないか、と警告しています。

 http://www.kamiura.com/new.html

 神浦さんによると、「砲弾内の白燐は自然発火して、ゲリラの頭上に燃焼しながら降り注ぐ。白燐弾に通常の砲弾の様な爆風や破片による破壊・殺傷効果はないが、燃焼で人間だけを殺傷すのである。白燐の場合は戦闘服や皮膚を通過しても、筋肉内でも燃焼を続けることが可能だ。」というきわめて残虐な爆弾で、いかなる目的があっても、民間人がいる場所で使うことは許されないものです。

 これまで、人間は、最近ではアメリカとその同盟国は、にわかに信じられないような残酷な兵器を何種類も使ってきました。その背景には、攻撃対象を同じ人間とは見ない、人種差別の意識があります。相手が自分と同じ生命を持つ人間だと少しでも感じたら、このような兵器のトリガーは、たとえ離れた場所からでもひけないはずです。

■首相意見フォーム
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html

■外務省意見フォーム
https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html

(以下はFAX)
外務省                      (FAX) 03-3505-1862
中曽根弘文外相             (FAX)03-3592-2424
小沢一郎(民主党代表)        (FAX)03-3503-0096
鉢呂吉雄(民主党ネクスト外相)    (FAX)03-3593-7272
志位和夫(共産党委員長)      (FAX)03-3508-3735
福島瑞穂(社民党党首)        (FAX)03-3500-4640
田中康夫(新党日本代表)      (FAX)03-5512-2416
太田昭宏(公明党代表)         (FAX)03-3592-1019
綿貫民輔(国民新党代表)      (FAX)03-3504-2569

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