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2006/08/27

ラムゼイ・クラーク氏、アメリカとイスラエルの戦争責任追求に協力の呼びかけ!

 先日ご紹介したIACの集会に関するラムゼイ・クラーク氏のよびかけをご紹介します。

 訳は下手ですが、イラク攻撃前の公開質問状を思い出させる、実証に裏付けられた論理的でかつ情熱にあふれた文章です。「3週間以上前のことは忘れてしまう人でなければ、3人のイスラエル兵の拘束が今の暴力のきっかけになったとは信じられないでしょう」とは、もっともです。

 最後にURLを記しましたように、賛同表明だけでも結構です。米国時間の水曜日夕方ですから、現時点でほぼ3日間時間があります。ぜひ広めてください。

 日本の国会議員に協力を呼びかけるのも面白いかもしれません。

(以下、クラーク氏の呼びかけ仮訳)

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「アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン」
に参加してください
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親愛なる友へ。

 2006年8月30日に、IACはアメリカとイスラエルに対し、平和に対する犯罪である彼らの侵略戦争と平等な国家主権の侵害に対する主要なキャンペーンを開始します。彼らの戦争犯罪は、過剰な武力行使、民間人や民間施設を目標とした無差別爆撃、地域全体への集団的な犯罪が含まれます。

 数千人を超える死者と数万人の負傷者、この1ヶ月だけで100億ドルと見積もられるレバノンの民間施設の破壊に対する補償が必要です。それだけではありません。パレスチナでのオスロ合意以降の何万人もの死傷者とパレスチナ政府の系統的な破壊、パレスチナ閣僚の半数とパレスチナ議会議長の誘拐、指導者の暗殺と他の者の無差別の殺害、アラファト議長の議長府、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の外務省施設と民間施設の破壊の補償も要求します。

 現在の停戦が維持されないなら、さらに大胆な行動がとられなければなりません。アメリカとイスラエルが、レバノンとシリア、そしてイランの主権を尊重し、さらに残酷にも58年遅れてパレスチナの主権を理解し尊重する絶対的な保証がなければなりません。

 アメリカとイスラエル政府の責任者は、彼らの犯罪行為に対する訴えに責任を持って従わなければなりません。そして、アメリカでの弾劾とイスラエルでの適正な法的処置によって公職を解かれなければなりません。

 レバノンの新しい悲劇は、数百人の市民、子ども達、女性そして男性の死をもたらしました。400万人の人口の4分の1に近い百万人近い人々が家を捨て国内外に逃げ出しました。平和が来ても、破壊されたインフラの再建には何十年もかかるでしょう。レバノンとムスリム世界全体を通して、イスラエルとアメリカに対する怒りは、ほかのどんな感情をも上回っています。新たな怒りはすべての大陸に広がっています。

 もし、2人の兵士の拘束が、(パレスチナのケースでは一人ですが)イスラエルがしたような国全体や国民全体に対する攻撃を正当化するなら、そこには法もなく、戦争の対案もなく、平和への希望もありません。

 3週間以上前のことは忘れてしまう人でなければ、3人のイスラエル兵の拘束が今の暴力のきっかけになったとは信じられないでしょう。イスラエルとレバノン国境での紛争は何十年もありふれたことではなかったでしょうか。今年のパレスチナ議会選挙でハマスが多数派となって以来、イスラエルはパレスチナ閣僚の半数を誘拐し、外務省施設と他の建物を破壊して、西岸やガザ地区でパレスチナ人の虐殺を実行していなかったでしょうか。

 わたし達は問わなければなりません。今年はじめアメリカによってシリアの平和維持軍がレバノンから強制退去させられたこと、そして元レバノン首相ハリリ氏が暗殺された後のイスラエルの政治的圧力が、レバノン南部のリタニ川までイスラエル軍が急襲して領土を再占領する前触れでなかったかどうかを。シリア軍がレバノンに駐留している間は、そのような攻撃は起こらなかったのです。

 さらにわたし達は、レバノンとパレスチナに対する攻撃が、シリアとイランに対するより大きな軍事行動への前兆でないかどうか、尋ねなければなりません。ブッシュ大統領は、彼がイランとシリアの政権交代を何より望んでおり、そのためにレバノンとパレスチナに暴力の責任を押し付けるよう試してみたことを極めて明瞭に示しました。

 イラクが泥沼の宗派戦争に落ち込んでしまったため、ブッシュ大統領にはアメリカ市民の注目をそらすため、ちょうど「衝撃と畏怖」政策がイラクや、わたしたちや、世界にもたらしたような目新しい脅威が必要なのです。レバノンの戦争は一時的に注意をそらし、もしかするとシリアとイランに紛争を拡大するのを助けるかもしれません。そうならなくても、キューバ、北朝鮮、ソマリア、スーダン、ベネズエラ、そのほか、軍事行動を準備する相手にはいつも事欠きません。

 イラクでそうであったように、レバノンでわたし達は侵略戦争、最高度の国際犯罪を目撃しました。国連憲章の第一原則に違反するレバノンの主権侵害。空襲に対し無防備な国家に対するイスラエル航空機の攻撃を含む甚大な規模の過剰攻撃。民間人を目標とする攻撃。そしてレバノンの全ての人が苦しむ集中的な攻撃。

 パレスチナの将来は、中東の平和の主要なかだいのまま残されています。その未来はオスロ合意以来いつでもさらに危険に晒されています。パレスチナのすべての人はイスラエルが更新する戦争へのロードマップが繰り出す暴力に苦しめられています。

 ジョージ・ブッシュ大統領は、国際的な政府首脳の中でただひとり、レバノンやパレスチナへのあらゆる攻撃、イスラエルのあらゆる行動を支持します。そして、レバノンとその政府にさらに深刻な破壊が行われるに違いないと言われているにもかかわらず、コンドリーザ・ライスは、レバノン首相の勇気に祝辞を述べているのです。これは、平和に心を砕き偽善では平和をつくれないことを理解しているすべての人を侮辱するものです。

 ブッシュ大統領が恐怖と無法の軍事力を優先する彼の政策を執るのを許せば、わたし達は世界中に暴力を拡大する危険を冒すことになります。

 私は9月30日に国連チャーチ・センターであなたにお会いするのを楽しみにしています。この歴史的な集会は、「アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン」における一連の国民的、そして国際的な大規模で社会的な集会の第一歩になるでしょう。わたし達はあなたの支持、参加、そして募金を求めています。

 このキャンペーンにあなたもできる限り手を貸してください。平和をかちとるまで、粘り強く努力しなければなりません。

尊敬をこめて。

Ramsey Clark
2006年8月20日

*寄付受付
 http://www.iacenter.org/acctabilitydonate.shtml
*フライヤーのダウンロード
 http://iacenter.org/images/aug302006.pdf
*賛同表明
 http://www.peoplejudgebush.org/acctabilityendorse.shtml

(原文参照)
http://www.iacenter.org/archive-2006/rc-aug302006.htm
(インターナショナル・アクション・センター)
http://www.iacenter.org/

(仮訳どすのメッキー mekkie@nifty.ne.jp 2006.8.27)

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2006/08/26

世界宗教者平和会議への北朝鮮在住者入国拒否は正当か

 日本政府は、北朝鮮のミサイル発射に対する制裁措置の一環として、26日から京都で開かれる「世界宗教者平和会議」に出席を希望する北朝鮮在住者6人の入国を拒否することを決めました。

 ミサイル問題で緊張が高まっているときだからこそ、こうした企画への参加を尊重しなければならないのではないでしょうか。参加者を通じて北朝鮮の世論を知り、こちらの意思を伝えるチャンスでもあったはずです。

 私は、北朝鮮にも「世界宗教者平和会議」への参加を望む宗教者がいるということをこのニュースではじめて知り、感動を覚えたほどです。

 小泉首相は、靖国参拝を理由に中国や韓国が首脳会談を拒否するのはおかしい、対立点があっても対話を続けるべきだ、こちらはいつでも対話の用意があると言っていました。26日の開幕の挨拶でも、小泉首相は「対話を通じて文化や宗教の違いを乗り越え、相互の信頼を深めることは可能であると信じている」と述べているではありませんか。

 しかし、開催国の首相とはいえ、宗教の自由の生命線である政教分離を尊重しない小泉首相が挨拶をする資格があるのでしょうか。問われたら、私はNOと言いたいです。

 ともかく、世界やアジアの平和に貢献する決意が本物であるなら、「審査を厳格に行った結果」拒否はできないはずです。今回拒否された人の素性を私はまったく知りませんが、WCRPが招いた人物が、宗教者を装った工作員であるとは考えられません。

 また、原文は不明ですが、記事にある「中東地域でイスラエル、パレスチナ、ヨルダンと協力して和平実現に貢献する」という首相のコメントも外交感覚を疑います。対話というなら当事者双方の調整に努力するのが当たり前。レバノンがなぜ抜け落ちているのでしょう。まあ、米政府の片棒担いで中東に紛争を持ち込んでいる当事者に何を言えるはずもありません。

 ところで、ミサイル発射の制裁処置として日本政府が入国を拒否したのは、今回の世界宗教者平和会議参加者が2例目ですが、1回目はなんと植民地時代に強制連行された朝鮮半島出身者の遺骨返還を求めて来日予定だった北朝鮮の遺族ら5人だったとのこと。

 これでは「対話」は進みません。緊張を高める一方では、金正日の暴走に拍車をかけるだけだと思います。

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アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン

 イスラエルとレバノンの停戦が発効してから10日間が過ぎましたが、この間も、イスラエルは「自衛」と称する攻撃を断続的に繰り返し、レバノンの民間人を殺傷しつづけています。これに対しヒズボラは当然反発を強め、国際監視部隊の派遣も順調に進んでいません。
 国連も、いつ再び大規模な戦闘状態に逆戻りするかまったく予断を許さないという観測です。

 湾岸戦争以後、アメリカの戦争犯罪を告発し続ける元米国司法長官ラムゼイ・クラーク氏及び彼が主宰するIAC(International Action center)は、来る8月30日、「アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン」を開きます。そこでのプレゼンテーションは、世界各国の運動で使えるようストリーミング配信されるようで、国連前に集まれない多くの人たちにも朗報です。

 クラーク氏は、イスラエルの残虐行為を知る米国市民が少ないことを指摘していますが、翻って日本はどうなのでしょう。

 以下、企画のフライヤー
 http://iacenter.org/images/aug302006.pdf

の呼びかけの拙訳をご紹介します。

(以下、フライヤーの本文の仮訳)

「アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン」
International Campaign to Demand Accountability for U.S./Israeli War Crimes
2006年8月30日(水) 午後6時~9時
United Nations Church Center

 国連に対峙して行われる8・30から、アメリカとイスラエルの戦争犯罪、すなわち平和に対する罪、人道に対する罪、を明らかにする国際的な努力が始まります。それは、アメリカとイスラエルが人民のあらゆる手段の抵抗に対して計画し準備している大規模な戦争を裏付ける歴史的なチャンスです。

 世界の運動によって、すべての国際的な基準と規範、および米国法に違反するもっとも重大な犯罪の責任を追求しなければなりません。イスラエルとアメリカは、大規模な破壊を通して「新しい中東」をつくろうと共謀しています。彼らは、パレスチナ、レバノン、そしてイラクでの英雄的でやむにやまれぬ抵抗を犯罪的で悪魔的なものとして描いているのです。

 来る日も来る日も、イスラエルの「防衛」軍は容赦ない爆撃でレバノンとパレスチナの人々を攻撃し続けています。このイスラエルの攻勢は、中東全体でアメリカの優位を確保するための戦争の一部です。

 ブッシュ政権は詐欺と偽善で、休戦を実現するための誠実な努力をことごとく妨害しました。彼らは横柄にも、イスラエル軍が補給と増派に急いでいる時でさえ、レバノンの抵抗組織が武装解除すべきだと主張しました。彼らは、民主的に選出されたパレスチナ人政府の転覆と、占領に対するパレスチナ人のあらゆる抵抗の収束を要求し続けています。

 メディア企業は、犯罪的に共謀し、戦争をゆがめて報道しています。レバノンやパレスチナの抵抗運動はテロリストの仕業と表現されるのに、イスラエルの大規模なテロ行為はいつも「自己防衛」と呼ばれるのです。アメリカの完全な支援の下でイスラエル政府の中枢部が計画していた通り、この戦争犯罪者は表に現れません。

 8月30日、私たちは、「アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン」を開催します。イスラエルが最近レバノンに侵攻して解き放った恐ろしい破壊について、世界中の何百万人もの人が理解しているにもかかわらず、アメリカ国内ではほとんど知られていません。50年以上に及ぶパレスチナの人に対する過酷な戦争と収奪さえ十分に理解されていないのです。

 ラムゼイ・クラークと一緒に、パレスチナ、レバノン、そして他の地域から残虐行為の報告を含む一連の証拠を集めた目撃者、人権団体の報告、包囲された地域の、法律、医療、その他の分野の専門家による査察報告に沿った新しいビデオ映像に注目してください。

 証言のプレゼンテーションには、ビデオフィルム、鑑定人、写真表示、および報告書が含まれるでしょう。「アメリカとイスラエルの戦争犯罪の責任を追求する国際キャンペーン」は、ポッドキャストとビデオストリームを使って、より広範囲の聴衆に伝えられ、また、それは国境を越えて、キャンパスや学校、コミュにティセンターで同じようなイベントを組織するのに役立てられるでしょう。

 民間人の非人道的な扱い、レバノンとパレスチナの経済とインフラの計画的な破壊を含む疑惑を立証するために、多くの分野で調査結果が集められるでしょう。

 公開ヒアリングで提供される証拠によって、多くの人が、パレスチナ人とレバノン人の真実の経緯を学び、植民地的占領に抵抗する彼らの権利を理解するでしょう。

INTERNATIONAL ACTION CENTER

フライヤー(2頁)
http://iacenter.org/images/aug302006.pdf
企画に協力できる人の申し込みは
http://www.iacenter.org/acctabilitydonate.shtml

(仮訳おわり 訳:どすのメッキー)

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